〖兵庫県_環境リーダー育成プログラム〗DAY1「課題発見編」を開催しました。

兵庫県が主催し、一般社団法人Re-Generationが運営を担う「ひょうごZ世代 里山・里海環境リーダー育成プログラム」のDAY1を、2025年5月10日(土)にサンセンタープラザ西館貸会議室にて開催しました。

本プログラムは、兵庫県の里山・里海が持つ魅力や課題について学びながら、人と自然が共生するこれからの地域社会のあり方を、Z世代の視点から考える環境リーダー育成プログラムです。

DAY1では、プログラム全体の目的や今後の流れを共有したうえで、里山・里海に関するレクチャーや、参加者自身と自然との関係性を見つめ直すワークショップを実施しました。

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兵庫県から、次世代の環境リーダーを育成する。

本プログラムでは、「里山・里海の魅力について理解を深め、人と自然が両立する地域社会をデザインし、SDGs+beyond社会を牽引するリーダーになる」ことを目標に掲げています。

兵庫県は、北は日本海、南は瀬戸内海に面し、都市部、自然豊かな地域、地場産業、芸術文化が共存する地域です。多様な地形や文化、産業が集まることから、「日本の縮図」とも呼ばれる兵庫県を舞台に、自然の保護と人間の生活圏の持続可能な両立を考えていきます。

里山・里海は、単に守るべき自然環境ではありません。地域の暮らし、食、産業、教育、観光、文化、ウェルビーイングなど、人々の生活と深く結びついた地域資源です。

だからこそ、本プログラムでは、Z世代が現地での学びや対話を通じて里山・里海を自分ごととして捉え、未来の地域社会に向けた提言をつくることを目指しています。

DAY1のテーマは「自然と自分の関係に気づくこと」

DAY1の目標は、「里山・里海/提言作成について知り、生活・人生に自然が関わっていることに気づく」ことです。

環境問題や自然保護という言葉を聞くと、専門的な知識や特別な活動が必要だと感じる人も少なくありません。しかし、私たちの日々の生活は、食べること、移動すること、学ぶこと、働くこと、誰かと過ごすことなど、さまざまな場面で自然とつながっています。

DAY1では、参加者がまず里山・里海についての基礎的な理解を深め、自分自身の生活や関心と自然との接点を見つめ直すことからスタートしました。

当日のプログラム

当日は、以下の流れでプログラムを実施しました。

  • 開会/全体説明
  • メンバー自己紹介
  • レクチャー
  • 自然-自分見える化ワーク
  • 今後について

冒頭では、兵庫県環境部より主催者挨拶が行われ、その後、一般社団法人Re-Generationよりプログラムの背景、開催目的、全体像について説明しました。

参加者は、今後約5か月間にわたり、ワークショップやフィールドワーク、メンタリングを通じて学びを深め、最終的には「ひょうご里山・里海国際フォーラム」にて提言発表を行います。

プログラム全体の4つのステップを共有

DAY1では、プログラム全体がどのような流れで進んでいくのかについても共有しました。
本プログラムは、大きく以下の4つのステップで構成されています。

  • 課題発見
  • アイデア創出
  • 未来構想
  • 社会へ発信

「課題発見」では、兵庫の里山・里海について歴史や課題を知り、自分ごと化することで、取り組むテーマを明確にしていきます。

「アイデア創出」では、フィールドワークで得た気づきをもとに課題への解像度を高め、解決策や提言の方向性を考えます。

「未来構想」では、提言の内容をさらに具体化し、持続可能なモデルとして磨き上げていきます。

最後の「社会へ発信」では、提言を効果的に伝える方法を学び、国際フォーラムの場で発表します。

DAY1は、この中でも最初の「課題発見」にあたる重要な回です。今後のフィールドワークや提言作成に向けて、参加者それぞれが関心のあるテーマを見つける土台づくりを行いました。

参加者同士の自己紹介からスタート

プログラムの全体説明後には、参加者同士の自己紹介を行いました。

自己紹介では、以下の内容を一人ずつ共有しました。

  • 名前
  • 所属
  • 出身地
  • プログラムに参加したきっかけ
  • プログラムで学びたいこと

参加者からは、環境問題への関心、地域づくりへの興味、兵庫県の自然について学びたいという思い、将来の活動につなげたいという意欲など、それぞれの参加動機が共有されました。

これからチームで議論を重ね、提言をつくっていくうえで、参加者同士がお互いの関心や背景を知る大切な時間となりました。

レクチャー①:里山・里海について 〜人と自然の共生の歴史と現在地〜

最初のレクチャーでは、兵庫県環境部より「里山・里海について 〜人と自然の共生の歴史と現在地〜」をテーマにお話しいただきました。

里山・里海は、手つかずの自然ではなく、人の暮らしや営みと長い時間をかけて関わりながら形づくられてきた環境です。山、森、田畑、川、海、集落、産業、文化は、それぞれが切り離されたものではなく、地域の中でつながり合っています。

一方で、現代の里山・里海は、担い手不足、生物多様性の保全、地域活動の継承、環境負荷、地域経済との接続など、さまざまな課題に直面しています。

参加者は、里山・里海を「昔ながらの自然」や「保全すべき環境」としてだけではなく、人の暮らしとともに育まれてきた地域資源として捉える視点を学びました。

レクチャー②:課題デザインの必要性と、社会課題解決について

続いて、一般社団法人Re-Generation代表理事の右近宣人より、「課題デザインの必要性と、社会課題解決について」をテーマにレクチャーを行いました。

社会課題に取り組む際には、すでに見えている課題に対して、すぐに解決策を考えるだけでは十分ではありません。重要なのは、自分たちならではの視点で「オリジナルな課題」を見つけることです。

誰かが定義した課題をそのまま扱うのではなく、現地で得た気づき、自分自身の原体験、地域の特徴、参加者それぞれの関心を組み合わせることで、独自性のある問いを立てることができます。

レクチャーでは、以下のような考え方を共有しました。

  • 特徴がないように見えることでも、組み合わせることで新たな特徴になる
  • 複数の特徴を掛け合わせることで、独自性のある視点が生まれる
  • 社会課題解決では、解決策だけでなく「課題の見つけ方」が重要になる
  • 高い価値を生み出すには、自分たちらしい問いを立てることが必要である

今後の提言作成では、参加者自身が「自分たちは何に違和感を持つのか」「どのような未来を実現したいのか」を深掘りしながら、テーマを設定していきます。

学習最大化シートを活用し、気づきを言語化

レクチャーの時間では、参加者が学びを整理するために「学習最大化シート」を活用しました。

シートでは、以下の4つの観点から気づきを整理しました。

  • 知っていたこと
  • 知らなかったこと
  • 特に興味を持ったところ
  • 質問したいこと

ただ話を聞くだけでなく、自分が何を知っていて、何を新しく学んだのかを整理することで、学びを自分ごととして捉え直すことができます。

また、興味を持った点や質問したいことを言語化することで、今後のフィールドワークで何を見るべきか、どのような問いを持って現地を訪れるべきかが明確になります。

自然-自分見える化ワークを実施

DAY1の後半では、「自然-自分見える化ワーク」を実施しました。

このワークは、参加者一人ひとりが、自分自身の生活や人生と自然との関係を見つめ直すためのものです。

里山・里海をテーマにしたプログラムではありますが、最初から専門的な知識や環境活動の経験が求められるわけではありません。大切なのは、自分の暮らし、関心、好きなこと、違和感、将来やってみたいことと、自然や地域との接点を探すことです。

参加者は、自分自身の経験や関心を振り返りながら、自然との関わりを整理し、今後取り組んでみたいテーマの方向性を考えていきました。

ワークを通じて、里山・里海が「遠くにある自然」ではなく、自分たちの生活や価値観とつながる身近なテーマであることを実感する時間となりました。

里山・里海を「自分ごと」として捉える第一歩に

DAY1を通じて、参加者は里山・里海についての基礎的な理解を深めるとともに、自分自身と自然との関係を見つめ直しました。

環境問題は、専門家や行政、地域活動に携わる人だけが考えるものではありません。私たち一人ひとりの暮らしや選択、地域との関わり方とも深くつながっています。

本プログラムでは、Z世代が自分自身の視点から問いを立て、地域の現場に触れ、未来の里山・里海のあり方を考えることを大切にしています。

DAY1は、その第一歩として、参加者が「自然と自分の関係」に気づき、これからの学びに向けた問いを持つ機会となりました。

今後は里海・里山フィールドワークへ

DAY1を終えた参加者は、今後、実際に地域の現場を訪れるフィールドワークへと進みます。

今後の主な予定は以下の通りです。

  • 5月18日(日):里海フィールドワーク
  • 5月31日(土):里山フィールドワーク
  • 6月29日(日):アイデア創出・提言構想ワークショップ
  • 8月9日(土):提言具体化ワークショップ
  • 8月30日(土):中間発表
  • 9月27日(土):ひょうご里山・里海国際フォーラムでの最終発表

フィールドワークでは、実際に里海・里山の現場を訪れ、地域で活動する方々の取り組みや課題に触れていきます。

DAY1で得た学びや問いをもとに、参加者は今後、現地での体験を重ねながら、Z世代ならではの視点で提言を形にしていきます。

Z世代の視点から、未来の里山・里海を描く

「ひょうごZ世代 里山・里海環境リーダー育成プログラム」は、単なる学習プログラムではありません。

参加者が兵庫県の里山・里海に実際に触れ、地域の方々の取り組みを学び、自分たちの言葉で未来のあり方を提言する実践型プログラムです。

DAY1は、参加者が里山・里海を知り、自分自身と自然とのつながりに気づく時間となりました。

これからのフィールドワークやワークショップを通じて、Z世代ならではの視点から、どのような未来の里山・里海像が描かれていくのか。

一般社団法人Re-Generationは、兵庫県と連携しながら、参加者一人ひとりの学びと挑戦をサポートしてまいります。

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