2024年9月4日、一般社団法人Re-Generation(リジェネレーション)のグループ団体・サガつく!は、佐賀県庁・佐賀商工会議所青年部(佐賀YEG)とともに、「Terrace de Cheers!@さが維新テラス」を開催しました。リジェネレーションが進める若者参画の取り組みが、佐賀駅南側の新しい道路空間での実践へ。大学生のステージや若者の出店、和紙の体験、キャンドルの演出を行い、ロングテーブルでの乾杯には約140名が参加しました。
開催日:2024年9月4日(水)|実施レポート
| 項目 | 実施概要 |
|---|---|
| イベント | Terrace de Cheers!@さが維新テラス |
| 開催日・会場 | 2024年9月4日(水)/さが維新テラス(佐賀駅南側) |
| 運営体制 | 共催:サガつく!、佐賀県庁、佐賀商工会議所青年部(佐賀YEG) サガつく!は一般社団法人Re-Generationのグループ団体として活動 |
| 主な内容 | 若者のステージ、トーク、出店、名尾手すき和紙の体験、キャンドル、乾杯 |
| 確認できた参加規模 | ロングテーブルでの乾杯に約140名(イベント全体の来場者数とは区別) |
サムネイルは当日の掲載写真をもとに制作。写真出典:サガつく!公式note

自治体・デベロッパー・エリア運営のご担当者へ
若者とつくる
都市開発・まちづくりを、
リジェネレーションと。
若者の声を地域の未来につなぐ、共創型のワークショップを企画・運営します。課題の整理から参加者との接点づくり、対話・アイデアの具体化まで、目的に合わせて支援します。
- 若者の声を可視化
- 地域の未来を共創
- 企画から運営まで
神戸・三宮、三木市などの実践事例と、支援内容・進め方をご紹介しています。
新しく生まれた道路空間「さが維新テラス」を使ってみる

さが維新テラスは、佐賀駅南側の道路空間を活かし、人が歩き、立ち止まり、交流するための場所です。佐賀県の記録によると、駅から南へ約200メートルの区間で車線を4車線から2車線に減らし、歩道を拡張。2024年8月23日に新しい空間がオープンしました。
今回のTerrace de Cheers!は、その活用を試す「さが維新テラス トライアル」の第1弾として実施したものです。道路が整備された後、誰が、どのような過ごし方をつくるのかを、実際に人が集まる場を通じて考える機会になりました。整備の経緯と当日の記録は、佐賀県「さが維新テラス トライアル第1弾」でも紹介されています。
サガつく!は、それまでに行ってきた若者とのワークショップを踏まえ、学生や地域で活動する若者が、出演者や出店者としてまちなかに関われる企画を組み立てました。テーマは、佐賀駅前で開く「まちなか学園祭」。若者の活動を、学校や団体の内側から、地域の人と出会える道路空間へ広げました。
ステージ・対話・出店で、若者の活動をまちなかへ

ステージには、西九州大学の和太鼓サークル「堂打」、佐賀大学のお笑いサークル「さがお」、佐賀大学民族音楽愛好会が登場しました。和太鼓、お笑い、音楽という異なる表現が、いつもの駅前に人が立ち止まるきっかけをつくりました。

佐賀で活動する若者と、地域の未来を語る
トーク企画「若者から佐賀の未来を描こう」では、地域で活動する若者が、取り組みや佐賀への思いを共有しました。また、山口祥義佐賀県知事、西村浩さん、佐賀YEGの伊藤喬さん、サガつく!の江頭孝晟が参加するトークも実施。立場の異なる人が同じ場所で話し、これからの佐賀やテラスの使い方を考える時間となりました。所属・役職は開催当時のものです。
来場者と出会う、小さな出店の場
出店では、AleXによる飲食、SARTによるハンドメイドやチャリティーに関する活動、「すいとーよ」によるボードゲーム、キョンさんによる作品やポストカードなどが並びました。サガつく!も活動を紹介し、佐賀YEGによるキッチンカーの出店とともに、飲食、作品、体験を楽しめる場をつくりました。
ステージを見る、活動について話を聞く、作品に触れる、飲食を楽しむ。関わり方を一つに決めず、来場者が興味に合わせて参加できる構成にしたことが、このまちなか学園祭の特徴です。
和紙と灯り、50メートルのテーブルでつながる時間

会場では、佐賀の名尾手すき和紙に、佐賀への想いを書き込む体験も行いました。参加者が自分の言葉を残し、乾杯の時間にも共有することで、地域の素材に触れる体験と、人との交流をつなぎました。

夕方からのテラスにはキャンドルを並べ、テーブルや空間を灯りで彩りました。6月のワークショップでも話題に上がった、夜に過ごしたくなる場所や、人が交流する道というイメージを、実際の風景の中で試す時間になりました。

乾杯では、長さ50メートルのロングテーブルを囲み、約140名が参加しました。この長さと参加人数は、佐賀県の実施記録でも確認できます。若者、地域の人、事業者、行政の関係者が同じテーブルに集い、駅前の道路空間を一緒に楽しみました。

ここでいう約140名は、乾杯に参加した人数です。ステージや出店を含む一日全体の来場者数や、まちの経済効果を示す数値ではありません。本レポートでは、実際に確認できる企画の内容と参加の様子を中心に紹介しています。
若者の提案が、まちで試す経験につながる

リジェネレーションの佐賀での取り組みは、2023年11月の中央大通りを題材にしたワークショップから、2024年6月の駅南側の使い方を考える対話、そして9月のテラスでの実践へと続いています。サガつく!が地域で活動を継続することで、若者がアイデアを出す場と、企画に関わる場をつなげてきました。
| 段階 | 取り組み | 次の企画につながったこと |
|---|---|---|
| 2023年11月|対話の入口 | 中央大通りの未来を5グループで検討 | 地域の関係者と出会い、サガつく!の発足へ |
| 2024年6月|場所の具体化 | 佐賀駅南側のほこみちの使い方を提案 | 交流、飲食、灯り、若者の挑戦を企画の材料に |
| 2024年9月|まちで試す | Terrace de Cheers!を実施 | 若者の出演・出店と、世代を超える交流を現地で形に |
公共空間の活用を、担い手づくりにもつなげる
この事例で実施できたのは、整備された道路空間に、若者が出演し、出店し、地域の人と関わる機会をつくることです。長期的な回遊や日常利用の変化を評価するには、その後の継続的な観察が必要ですが、まず現地で企画を試したことで、空間の使い方を具体的に共有できました。
リジェネレーションでは、若者の自由な発想と、地域の関係者が持つ知識や実行力をつなぎ、企画を動かす経験をともにつくることを大切にしています。ほかの地域で同様の取り組みを検討する際も、場所の使い方と、その場所を使い続ける人の関わり方を一緒に考えることが大切です。
企画の考え方は公共空間のにぎわいづくりに関するコラム、若者との関わり方は若者のまちづくり参画に関するコラムでも紹介しています。
実践に至るまで:第1回|中央大通りの未来を考える → 第2回|佐賀駅南のほこみちを考える → 今回のTerrace de Cheers!
開催記録・参考資料
本記事は、リジェネレーションの取り組みとして、グループ団体・サガつく!が公開した当日の記録と、関係機関の一次資料を照合してまとめています。写真は各キャプションに掲載元を示しています。


