一般社団法人Re-Generationは、福井県と連携し、2026年9月16日(水)、PLAYCEにて「2026年度 第1回ふくい未来創造サミット~北陸新幹線からはじまる、2030年の観光コンテンツとは?~」を開催しました。
本サミットは、2025年度に実施した「Fukui Future Summit(FFサミット)」から続く取り組みです。2026年度も、若者と県庁職員がともに福井の未来を考える場として開催しています。
当日は、大学生を中心に21名が集まり、県庁職員によるレクチャーと政策立案ワークショップを通じて、福井の観光振興について考えました。観光客の行動や地域の事業者が抱える課題を整理し、県庁職員からのフィードバックを受けながら、2030年に向けた観光政策を検討する機会となりました。
この記事では、第1回の内容と参加者の声をご紹介し、11月28日(土)に開催する第2回もご案内します。
右近宣人1999年生まれ 神戸大学 法学部卒業
学生時代、NPO法人en-courege 9期 本部メンバーとして、事業/組織づくりに携わり、メンバー3700名・会員8万名規模に拡大
2023年6月 大企業で新規事業に関わる中、 Z世代・若者と企業・自治体が繋がるプラットフォームを創るため、 一般社団法人Re-Generationを設立。大企業に勤める傍ら、起業も同時に行う「第3の働き方」を行う。
全国のZ世代/α世代を対象としたプログラムを企画・運営を行っている。
2025年度のFFサミットから続く、若者と福井の接点づくり
2025年度は、福井県内外で「Fukui Future Summit」を開催し、計72名が参加しました。「キャリアデザイン編」「政策立案編」を通じて、県庁職員によるレクチャーや未来創造ワークショップ、交流会を行い、若者とともに“未来の福井”を考えてきました。
2025年度のFFサミットについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。


2026年度の「ふくい未来創造サミット」も、この取り組みを引き継ぎ、若者が県庁の政策担当者とともに地域課題を考え、福井の地域づくりに関わるきっかけをつくります。政策について学び、自分たちの視点から未来を構想し、参加者や県庁職員とのつながりを育むことを目指しています。
2026年度第1回のテーマは、北陸新幹線の開業効果を生かした観光振興です。「北陸新幹線開業効果を活用して、福井の経済を活性化させるには?」という問いを出発点に、観光客の滞在時間を延ばし、宿泊や飲食、体験などの地域内消費につなげる方法を考えました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | 2026年度 第1回ふくい未来創造サミット~北陸新幹線からはじまる、2030年の観光コンテンツとは?~ |
| 開催日時 | 2026年9月16日(水)13:00~17:30 |
| 会場 | PLAYCE(福井駅から徒歩3分) |
| 主催 | 福井県 |
| 運営 | 一般社団法人Re-Generation |
| 参加者 | 大学生を中心に21名 |
| 内容 | 県庁職員によるレクチャー、政策立案ワークショップ(職員ヒアリング会・全体発表)、交流会 |

県庁職員のレクチャーから、福井観光の現状と課題を学ぶ
はじめに、福井県庁で観光政策を担当する職員から、福井観光の現状や課題、誘客拡大に向けた取り組みについてご紹介いただきました。
レクチャーでは、2025年の観光消費額が1,987億円、観光客入込数が2,144万人となり、いずれも過去最高を記録したことが伝えられました。そのうえで、今後の課題として、関東圏からの誘客や、滞在時間が長く消費単価の高い宿泊旅行者の拡大などが共有されました。
また、誘客プロモーションや宿泊キャンペーン、宿泊施設の魅力向上、観光地の整備、福井県観光データ分析システム「FTAS」の活用なども紹介。観光振興には、訪れるきっかけをつくる施策と、地域で過ごす時間を充実させる受入環境の両方が必要であることを学びました。

観光客と受入側、両方の視点から課題を考える
ワークショップでは、まず「県外の同世代が福井を旅行するとしたら、どのような一日を過ごすか」を考えました。
訪れる場所、移動手段、食事や体験などへの消費を具体的に描きながら、旅行中に「困る」「迷う」「諦める」といった場面に着目。個人で考えた内容をチームで共有し、理想の福井観光と、それを実現するうえでの課題を整理しました。

続いて、交通事業者、宿泊施設、飲食店、観光協会、行政など、観光を支える関係者に視点を広げました。それぞれが提供している価値や抱えている課題を考え、観光客の希望と地域の受入体制を結びつけながら、優先して解決すべき課題を検討しました。
観光の魅力を発信する方法に加え、地域の事業や暮らしを踏まえて、持続的に観光を支える仕組みを考える時間となりました。

県庁職員との対話を通じて、アイデアを政策案へ
後半は、整理した課題をもとに、2030年に向けた観光政策を立案しました。ルールの整備、補助金などによる支援、広報やイベントを通じた機運醸成といった政策手段を学び、対象となる関係者や実施内容、取り組む理由を具体化しました。
途中には、各チームが県庁職員に検討内容を説明し、助言を受ける「職員ヒアリング会」を設けました。課題の捉え方や政策の実現に向けた視点を確認し、フィードバックをもとに案を練り直して、全体発表につなげました。

参加後のアンケートからは、政策を実行するには、地域住民への配慮や根拠となるデータ、さまざまな関係者との調整が必要だと気づいた様子がうかがえました。実際に政策づくりに携わる職員との対話が、行政の仕事への理解を深める機会にもなりました。
若者の意見を政策につなげる仕組みについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。

回答者の88.9%が、今後も福井県の取り組みや政策に関心
参加後アンケートでは、88.9%が、今後、福井県の取り組みや政策について「情報を得たい・関わりたい」との問いに「強く思う」または「少し思う」と回答しました。
自由記述には、次のような声が寄せられました。
- 本当に課題なのかを考える必要があることを学びました。
- 大学の授業で観光についてアイデア出しをするときに、観光客のことだけじゃなくて地元の人にもメリットがでるように考えていきたいと思いました。
- 中々、他大学や他学部の同じ世代の人と話し合う機会がなかったので、繋がりができてとても良かった
- 今までは堅苦しいイメージだったのが親しみやすい印象に変わりました。
※参加後アンケートの自由記述より抜粋。
県庁職員から直接フィードバックを受けられたことや、異なる大学・学部の参加者と意見を交わせたことへの評価が寄せられました。一方で、職員との対話の時間をさらに求める声もあり、今後のプログラムづくりに生かしていきます!

次回は持続可能な農林業、2027年2月には地域づくりサミット
今回のサミットは、身近な「旅行」を入り口に、地域経済や行政の役割を学び、自分たちの視点から政策を考える場となりました。終了後の交流会では、参加者同士や県庁職員との交流も行いました。
第1回の様子は、福井新聞にも掲載されています。


2026年11月28日(土)には、「持続可能な農林業」をテーマとした第2回を開催します。観光に続き、福井の地域を支える産業に目を向け、県庁の政策担当者とともに、これからの地域のあり方を考えます。
第2回の内容と申込方法は、以下の告知ページをご覧ください。

\ 大学生から北陸・福井を盛り上げよう! /
さらに、2027年2月には、福井駅周辺で「地域づくりサミット」の開催を予定しています。県内外の学生団体が集まり、ワークショップとブースを設けた交流会を通じて、ウェルビーイングな地域づくりに向けたつながりを広げていきます。地域づくりサミットの詳細や参加方法は、今後、公式サイトやSNS等で順次ご案内します。
※地域づくりサミットの時期・プログラムは予定で、変更となる場合があります。
福井県で活動する学生団体について詳しくは、以下の記事をご覧ください。

Re-Generationは、2025年度から育んできた若者と福井の接点を、継続的な学びと交流へとつなげながら、若者が地域の課題や可能性に触れ、政策担当者とともに未来を考える機会をつくってまいります。
若者と行政がともに政策を考えるワークショップの企画なら一般社団法人Re-Generationへ
一般社団法人Re-Generationは、福井県のほか、兵庫県・山口県・佐賀県などで、若者と自治体がともに地域の課題を考えるプログラムの企画・運営に取り組んできました。
テーマの設定から、職員の方によるレクチャーの組み立て、ワークショップの進行、参加者の募集まで、目的に合わせてご相談いただけます。若者の声を政策や地域づくりに生かしたい自治体のご担当者さまは、お気軽にお問い合わせください。
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