若者が取り組むSDGsとは?環境・地域の実践例と関わり方

若者が環境や地域でSDGsに取り組む場面を描いたイラスト

若者がSDGsに取り組む方法は、環境に配慮した買い物や食品ロスを減らす工夫だけではありません。地域の課題を調べる、企業や行政と話し合う、自分たちの提案を伝えることも、社会との関わり方の一つです。

この記事では、若者ができる身近な行動と、企業・自治体とともに取り組む実践例を紹介します。参加者が実際に何をしたのかを見ながら、自分に合う関わり方を探していきましょう。

一般社団法人リジェネレーション代表理事 右近宣人

右近 宣人 / Ukon Norihito

一般社団法人Re-Generation 代表理事|次世代との対話・共創

1999年生まれ。神戸大学法学部卒業後、2022年に関西電力へ入社。新ビジネス創造コース1期生として新規事業開発に携わり、2023年6月に一般社団法人Re-Generationを設立。

企業・自治体と若者をつなぐ対話・共創プログラムを企画・運営。NECとの社会価値探究プログラムや、SMBCなどとのワークショップに携わる。神戸・三宮や兵庫県三木市でのまちづくり、福井県庁との政策立案ワークショップなどを通じ、若者参画と政策提案を支援。

学生との面談経験と、企業で次世代向けの事業を考えた経験を原点に、若者との対話を大切にしている。

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若者と環境を考える企画をつくりたい方へ

日常の関心から、環境を考える学びをつくる

衣食住や地域の経験を入口に、若者が環境の問いを見つけるプログラムを設計。対象や知識の違いに合わせ、講義と対話を組み合わせます。

  • 身近なテーマを定める
  • 学びと対話を組み合わせる
  • 若者の問いを引き出す

支援の対象・進め方・実践事例は、サービスページでご確認いただけます。

コンテンツ

若者とSDGs:身近な関心から社会とのつながりを見つける

身近な関心が、SDGsの入り口。食べる・買う:日常の選択を振り返る。地域で暮らす:身近な課題に気づく。ともに考える:人と学び、提案する
環境・社会・暮らしは、つながっている

SDGsは、2030年に向けた持続可能な開発のための17の目標と169のターゲットです。環境だけでなく、貧困、健康、教育、働き方など、暮らしに関わる幅広い課題を扱っています。国連広報センターの2030アジェンダ解説で全体像を確認できます。

若者が参加するとき、17の目標をすべて覚えてから始める必要はありません。「食べ残しが気になる」「通学路をもっと使いやすくしたい」「地元の自然を残したい」といった関心から、社会の課題とのつながりを調べる方法があります。 暮らしの困りごとと社会の仕組みを結び付ける視点は、若者が抱える社会問題を生活の場面から考える記事にまとめています。

環境問題に関心があることと、毎日の行動に移せることは別です。費用や時間、選択肢の有無も影響します。関心と行動の違いを調査から知りたい場合は、若者の環境意識を扱う記事を参考にしてください。

若者ができるSDGsの取り組み:日常・地域・提案の3つ

日常・地域・提案で関わる。日常で試す:買い方・使い方を工夫。地域を知る:現場を見て、人に聞く。提案する:調べたことを伝える
自分に合う役割から、できることを選ぶ

以下は、関心や生活に合わせて選べる行動の例です。特定の行動だけで目標を達成できるという意味ではありません。何を変えたいかを決め、続けられる条件も一緒に考えます。

関わり方 具体的な行動例 振り返りで確かめること
日常で試す 食材を買いすぎない、使い捨てを減らす、物を修理・再使用する 続けられた場面、難しかった条件
地域を知る 川や里山の活動に参加する、地域の人に話を聞く 現場で見た課題と、関わる人の考え
仲間と調べる 学校や地域のごみ、移動、居場所などを調査する 誰にとって、どの場面で困りごとなのか
企業・行政と考える ワークショップに参加し、日常の経験から意見を出す 相手から新しく学んだこと、考え直した点
提案する 調べた事実と試した結果をまとめ、関係者に伝える 実現に必要な人・費用・継続方法

脱炭素に関わりたい場合も、移動やエネルギーなど一つの場面から考えると具体化できます。排出量削減の効果を示すなら、活動前後の量や計算の前提を確かめます。「参加した人数」と「減った排出量」は異なる成果です。 企業が商品やサービスの環境価値を伝える場合は、サステナブルマーケティングの根拠と伝え方も参考になります。

初めて地域の活動へ参加する場合は、若者のボランティア参加ときっかけの記事も参考になります。長期の活動だけでなく、見学や単発の体験から関わる選択肢もあります。 参加する側の時間・費用・役割を考えるには、若者の社会参加を難しくする条件と企画の工夫をご覧ください。

企業・自治体と若者が取り組むSDGsの実践例

若者が実際に担ったこと。NTT東日本:循環する社会と次の行動を構想。兵庫県:地域を調べ、チームで提案。山口県:衣食住から環境アクションを考案
企業・自治体とのプログラムの例

企業の取り組み:NTT東日本と循環型社会を考える

2025年7月13日、東京のNTT東日本本社で共同開催した「地域循環ミライ共創サミット」には、高校生から社会人までの参加者とメンターを含め約20人が参加しました。循環型社会について学んだ後、都市と地域の現状・理想を図に整理し、自分が関わる活動や次の行動を考えています。身近な経験から社会の循環へ問いを広げる実践です。

リジェネレーションは企画・運営を担い、企業の知見と若者の日常の視点をつなぐ場をつくりました。参加者の役割は、講義を聞くことに加えて、理想の姿や自分の一歩を言葉にすることでした。環境効果の測定結果ではなく、学びから行動案を考える実践です。NTT東日本との実施レポートで紹介しています。

NTT東日本とのワークショップで模造紙を使って考えを発表する参加者
実際の活動写真:NTT東日本・地域循環ミライ共創サミット。対象・実施内容と写真の出典

自治体の取り組み:兵庫県で地域を調べ、提案する

兵庫県の環境プログラムでは、2025年に15人の参加者が4チームに分かれ、約5か月かけて地域の環境を調べました。フィールドワーク、ワークショップ、メンタリングを経て、9月のフォーラムで提案を発表しています。

リジェネレーションは企画・運営に携わりました。若者が現場で得た情報を持ち寄り、提案へまとめたことが確認できる取り組みです。長期参加では「調べる人」「記録する人」「伝える人」など、得意なことに応じて役割を持つことも考えられます。兵庫県との実施レポートをご覧ください。

兵庫県の環境プログラムで対話しながら付箋を整理する参加者
実際の活動写真:兵庫県・環境プログラムのワークショップ。対象・実施内容と写真の出典

自治体の取り組み:山口県で衣食住から環境アクションを考える

山口県主催の未来環境アクション学生プログラムでは、2026年8月2日のDAY1に、県内の高校生・高専生・大学生等がKDDI山口衛星通信所で環境に関する講義を聞き、衣食住の身近な行動と環境への関わりを考えました。リジェネレーションは事務局として運営に携わっています。日常の選択を環境の課題と結び付け、次の活動を考える入口となる事例です。

環境への影響と、自分の興味の両方からアイデアを整理した点が特徴です。ここで紹介するのは初回の実施内容であり、プログラム全体の最終成果や行動継続率ではありません。山口県の初回実施レポートで当日の内容を確認できます。

環境アクションを考えるワークシートに取り組む山口県の学生プログラム参加者
実際の活動写真:山口県・未来環境アクション学生プログラム DAY1。対象・実施内容と写真の出典

若者と環境を考える企画をつくりたい方へ

現地での体験を、考えと提案へつなぐ

フィールドワークで知ったことを、ワークショップやメンタリングで整理。参加者が考えをまとめ、発表・振り返りへ進む学びの流れを支援します。

  • 現地の学びを設計する
  • 考えを深める時間をつくる
  • 提案と振り返りにつなぐ

支援の対象・進め方・実践事例は、サービスページでご確認いただけます。

SDGsの活動に参加するときの探し方と確認事項

参加前・当日・参加後をつなぐ。参加前:日時・費用・対象・内容。当日:知る・体験する・話す。参加後:学びを記録し、次を考える
募集条件と、参加者の役割を確かめる

まず気になるテーマを一つ選び、学校、自治体、地域団体、企業の公開案内で参加条件を確認します。上の事例は過去の実施内容を紹介したもので、現在の募集を案内するものではありません。

参加を決める前に、対象年齢、日時、費用、移動手段、活動内容、初めてでも参加できるかを確かめます。屋外活動なら服装や保険などの案内も読みましょう。環境活動の全国の事業を調べたい場合は、47都道府県の取り組みをまとめた記事から公開元へ進めます。

参加後は「何を知ったか」「自分が担ったこと」「次に試すこと」を短く記録します。提案した場合は、その後どのように検討されたかを聞けると、次の学びにつながります。政策への意見の届け方は、若者会議・若者議会の記事で詳しく扱っています。

企業・自治体が若者を迎えるときも、知識の量や関心の高さを参加条件として求めすぎず、当日の役割と参加後の流れを明示すると、参加者が活動を想像しやすくなります。企画をつくる立場の方は、環境ワークショップの設計を扱う記事へ進んでください。 募集から当日の体験を整えるには、Z世代向けイベントの参加導線とコミュニティ設計も使えます。企画前に若者の経験や参加条件を聞く場合は、若者インタビュー・定性調査の支援へ進んでください。

若者とSDGsの取り組みについてよくある質問

できる範囲から始め、経験を残す。始める:一つの関心から参加する。振り返る:学び・行動・提案を記録。つなげる:次の一歩を具体化する
確認できた成果と、測定が必要な効果を分ける

一人でも取り組めますか?

取り組めます。毎日の選び方を一つ見直す、関心のある地域活動を調べるといった始め方があります。一人では変えにくい制度や地域の課題は、調べたことを仲間や関係者と共有すると次の関わり方を考えられます。

環境に詳しくなくても参加できますか?

募集条件によりますが、学びながら考える形式のプログラムもあります。専門知識がなくても、通学、買い物、食事など自分の経験から話せることがあります。初めての参加者への案内や、事前学習の有無を確認しましょう。

若者の活動は、どのように成果を示せばよいですか?

学んだ内容、試した行動、作った提案など、実際に確認できるものから示します。地域全体への効果や環境負荷の削減まで述べるなら、別途測定が必要です。自分の関心から始め、経験を振り返り、次の行動へつなぐことを大切にしてください。 数値を示す際の対象・期間・分母の確認は、Z世代の調査データの読み方で扱っています。

若者と環境を考える企画をつくりたい方へ

対象と目的に合う環境プログラムを具体化する

誰と、どの環境テーマを、どの期間で考えるかを整理します。活動の企画・運営から学びの共有まで、若者が関わる機会を一緒に検討します。

  • 対象と目的を整理する
  • 実施の流れを設計する
  • 確認できた学びを共有する

支援の対象・進め方・実践事例は、サービスページでご確認いただけます。

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